長期慢性疾患との向き合い方
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飼い主さんが陥りやすいペットロスの防止法
- 「はじめに」
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これから述べていくことは私自身の知見・意見であり、けっしてオールマイティに全てのペットロスに対応できるものでは無いことをあらかじめお断りしておきます。もとより私はヒトの心理療法士の資格など持たない獣医師ですから「動物のことは獣医師の仕事、ペットロスのことは心理療法士の仕事」と区別したほうが私自身楽かもしれません。
ただ小動物臨床獣医師という職業上ペットの死に最も近く、なおかつ避けられない場所にいるのが現実ですので、できるかぎり飼い主さんとペットの側に寄り添うためには獣医師としてお話しできるペットロス予防という概念も必要だと思います。
実際にペットロス状態になる前にわずかながらでも一助になればと、ページ作成に至りました。心理療法士、ペットロスケアの専門家などそういったお立場の方からのご意見ご指摘等いただけましたら幸いです。
- 「ペットロスとは?」
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ペットを失うことによって引き起こされるストレス上昇とQuality of Life(生活・生命の質)の低下をいいます。
- 「考えるだけでも胸が苦しくなりますがあなたは目の前のペットとの離別を考えたことがありますか?」
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命あるもの全て本人の意志に関わりなく別れがあります、頭では理解していてもどうしようもない状態に陥ってQOLに影響するのがペットロスです。
毎日ペットとの離別を考えるようにするわけではありませんが、ペットとの楽しいひとときを100回過ごしたら、そこで1回だけでいいのでペットを抱き上げ、ご自身の目を閉じて愛するペットとの離別を考えてみてください。
想像すればするほど涙が出る悲しいことですが目を開ければペットはそこにいるのですから怖れることはありません、ペットロスの多くは「ペットとの離別を受け入れられないこと」から始まります。悲しい現実を否応なしに受け入れなければいけない時に無理をして受け入れたフリをする必要はありませんし、受け入れられないのが普通なのです。
愛するペットを抱きしめて頭の中でだけでシミュレーションしてみましょう、シミュレーションによって悲しくたまらない気持ちになったら再び目を開けてもう一度ペットを抱きしめましょう。 - 「ペットのために涙を流すことは恥ずかしいこと?」
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私事ですが20数年生活を共にした猫を老衰で失ったときに自分の無力さとペットを失った悲しみに声を上げて泣きました。
半日は仕事も手に付かず過ごしましたが涙を流せば流すほど不思議と少しずつ悲しみが減っていくような気がしました。
まるで身体が一度に消化できないものを食べたあとに消化液の働きによって少しずつ消化していくようでした。「涙は心の消化液」だと思います。世の中には暴飲暴食をしてもけろっとしている胃腸の丈夫な方も居られますし、少しの食事でも時間をかけて食べて、それでも胃にもたれてしまう方も居ます、それと同じなのです。それぞれのペースでたくさん心の消化液を分泌して悲しみを消化していけばよいと思います。
消化された悲しみはあなたの身体の、そして心の栄養になっていくと信じています。
























